2026年度

『悪霊を追い出す主イエス』  宮崎星人師

聖書箇所ルカの福音書 4章31~37節

「『このことばは何だろうか。
権威と力をもって命じられると、汚れた霊が出て行くとは。』」

メッセージ要約

1. 神の働きを妨げるものからの解放

カぺナウムの会堂で主イエスが教えられたとき、人々はその「権威ある言葉」に驚きました。主の言葉は単なる知識の伝達ではなく、実際に物事を動かし、闇を退ける力を伴っていたからです。主は、福音の道を邪魔しようとする悪霊に対し「黙れ、出て行け」と命じられました。私たちの真の敵は人ではなく、神様のみわざから私たちを背かせようとする目に見えない誘惑の力です。主は、その敵に勝利する圧倒的な権威をもって、今も私たちの内側から悪いものを取り除いてくださいます。

2. 御言葉が伴う「愛の痛み」

御言葉に真剣に向き合うとき、時に私たちは痛みを覚えます。それは、大きな病を治すための「手術」に伴う痛みに似ています。光である御言葉が私たちの罪を照らし出すとき、悔い改めに至る苦しさを通ることがありますが、それは私たちを滅ぼすためではなく、根本から癒やすための主の愛の処置です。主の権威とは、人を力で抑えつけるものではなく、下から上へと引き上げ、罪の縛りから自由にする「解放の力」なのです。

3. 誘惑に打ち勝つ備え

悪の力が働くこの世で歩むために、私たちは二つの備えが必要です。第一に「信仰」です。自分の努力や奉仕ではなく、主イエスが私の救い主であるという福音を信じ抜くことです。第二に「御言葉を正しく蓄える」ことです。例えば「敵を愛しなさい」という言葉を、自分を縛る重荷としてではなく、憎しみから自分を解放したいという「主の願い」として受け取ることです。権威ある主の言葉を心に蓄え、その愛の力に守られつつ、新しい歩みへと踏み出していきましょう。