ルカの福音書2章6~12節
「…さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。 御使いは彼らに言った。『恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。』」
メッセージ要約
今年のクリスマス礼拝は25日で、今年最後の年末感謝礼拝ともなります。コロナが始まって三年、今年は、冬季オリンピックのさなかにロシアのウクライナ侵攻が始まり、いろいろな意味で、世界が大きく動いた年でした。今までも、紛争は絶えることがありませんでしたが、今年経験した出来事は、人の知恵や力では、どうすることもできない激流となって、今も世界中の人々の生活に影響を及ぼし続けています。
イエス・キリストが誕生したとき、ヨセフとマリアは旅先で、しかも宿屋にも彼らのいる場所はありませんでした。けれども、それがしるしとなり、羊飼いたちを含めいろいろな人々が、救い主の誕生を知ることになるのです。世界をはじめ日本、また教会や個人においても、思いがけない出来事は絶えることがありませんが、そのすべてを超える神の恵みが、イエス・キリストの誕生に含まれています。
みなさんにとって、この一年の間に経験した、争いや失敗、病気や貧困は、耐え難いものであったかもしれません。しかし神は、イエス・キリストを通して、神の愛の高さ 深さ 広さ を教え、私たちの内にある、奪われることのない神の平安を教えてくださったのです。
この神を信じるのなら、神の約束を信じ、喜びをもって主を誉め讃えようではありませんか。