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マタイの福音書24章1~14節

「・・・『「あなたがたはこれらの物すべてを見ているのですか。まことに、あなたがたに言います。ここで、どの石も崩されずに、ほかの石の上に残ることは決してありません。』・・・『また、戦争や戦争のうわさを聞くことになりますが、気をつけて、うろたえないようにしなさい。そういうことは必ず起こりますが、まだ終わりではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、あちこちで飢饉と地震が起こります。しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりなのです。』・・・」

メッセージ要約

 大きな地震や戦争を間近に感じると、私たちは慌ててしまいます。そして、起こってはいけない事が起こったとして日常に戻るようにと祈ります。
イエスは、地震と戦争と飢饉が起こることをあらかじめ預言しています。私たちは聖書を読んでこの預言を知っているのに、平和が続くのではないかと思い込んでいます。
 イエスの弟子たちも同様でした。イエスが十字架に架かる数日前に、神殿と他の建物を見て、神の選び、守りを信じ、それが継続すると思っていました。イエスはそれに対し、「すべてを見ているのですか。」と問いかけました。表面的には立派で頑丈で安泰のように見える神殿も、しばらく先に崩れ落ちてしまうと伝えました。それは、イエスの十字架上での死が迫っていることでもありました。
 私たちは先を見る事ができないので、安穏と過ごしてしまいがちですが、イエスが再び来るまでは、患難はあり続けます。「わたしは、平和ではなく剣をもたらすために来ました。」(マタイ10:34)とあるように、イエスを救い主と信じるかどうかといったイデオロギーの違いは、この度の戦争のように、国や家庭の中に争いを引き起こします。
 終わりの時代には偽預言者が大勢現れます。では、正しい預言者とは誰のことでしょうか。神の言葉を預けられ、世の状況をなげき、悲しみ、祈りをもってとりなす現代の預言者は、イエス・キリストを信じて神の声を聞いて従おうとするクリスチャンです。どのような時でも、神に託された、一人一人にできる事があるのではないでしょうか。