詩篇46篇1~11節
『神は われらの避け所 また力。苦しむとき そこにある強き助け。それゆえ われらは恐れない。たとえ地が変わり 山々が揺れ 海のただ中に移るとも。たたえその水が立ち騒ぎ 泡立っても その水かさが増し 山々が揺れ動いても。・・・来て 見よ。主のみわざを。主は地で恐るべきことをなされた。
主は 地の果てまでも戦いを辞めさせる。弓をへし折り 槍を断ち切り 戦車を火で焼かれる。 「やめよ。知れ。わたしこそ神。わたしは国々の間であがめられ 地の上であがめられる。」 万軍の主はわれらと共におられる。 ヤコブの神はわれらの砦である。』
メッセージ要約
3月に入りました。コロナ下で、ロシアのウクライナ侵攻のさなか、パラリンピックが行なわれています。11年前には東日本大震災が起こり、原発事故の後始末が長引く中、ウクライナ原発や、ロシアの核兵器使用の危険が叫ばれています。わたしたちの住む日本であっても、その危機と無縁ではありません。それだけではなく、南海トラフや首都直下地震の危険は刻一刻と近づいているのです。
どんな人も幸せを求めて生きていますが、自分の中にぶれない土台がないと、不安や恐れが心を支配してしまいます。すなわち、自分の心を守るために人を疑い、切り捨て、時には支配して傷つけ、殺してしまうのです。ですから、愛されている人は幸いです。
いや、愛されていることを知っている人は幸いです。神がイエス・キリストを通して、どのように愛するかを教えて下さったのは、わたしたちが人を批判し裁くためではなく、どんな人も神に愛され、罪を赦されることを知って平和をいただき、その愛に生きるためなのです。いろいろな人のことばを聞くと同時に、神のわたしたちに対する語りかけを、疑わないで信じ祈ろうではありませんか。
神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、すぐそこにある 強き助けなのですから。