ルカの福音書6章46~49節

『・・・・・なぜあなたがたは、わたしを「主よ、主よ」と呼びながら、わたしの言うことを行わないのですか。わたしのもとに来て、わたしのことばを聞き、それを行う人がみな、どんな人に似ているか、あなたがたに示しましょう。その人は、地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を据えて、家を建てた人に似ています。洪水になり、川の水がその家に押し寄せても、しっかり建てられていたので、びくともしませんでした。しかし、聞いても行わない人は、土台なしで地面に家を建てた人に似ています。川の水が押し寄せると、家はすぐに倒れてしまい、その壊れ方はひどいものでした。』

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メッセージ要約

 年度末が近づき、総会が行なわれる季節となりました。新しい年度をどのように歩むかは大切ですが、これまで神によってどのように導かれてきたかを振り返ることも大事なことです。
たとい、わたしたちの日常が信仰深く見えるものであったとしても、日々語られる主に対して、忠実であるかどうかはまた別のことです。人から評価され、自分で満足できたとしていても、時代が変わり、人が変わることによって、その都度評価が変わってしまうならば、そのようなものによっては平安を得ることはできません。わたしたちは家を建てる時、どうしても、見た目や部屋数を気にしてしまいます。
けれども、わたしたちの住む世界に嵐や地震が存在するのであれば、やっぱり土台が大切です。そしてこの土台は、イエス・キリストなのです。いろいろな価値観にさらされながら生きるこの世界で、どんな時にも愛されていることを知り、しかもキリストの十字架によって罪赦され、神の子とされていることを忘れないならば、どんな困難や戦いの中にあっても、ぶれることのない歩みをすることが出来るのです。もちろん落ち込んだり、失敗することもあるでしょうが、共にいてくださる主を思うことによって、安心を得ることが出来るのです。
あなたは主に覚えられ、愛されています。これを土台として、信仰の一歩を踏み出そうではありませんか。