ルカの福音書6章27~28節
・・・あなたがたの敵を愛しなさい。あなたがたを憎む者たちに善を行いなさい。あなたがたを呪う者たちを祝福しなさい。あなたがたを侮辱する者たちのために祈りなさい。あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬も向けなさい。あなたの上着を奪い取る者には、下着も拒んではいけません。求める者には、だれにでも与えなさい。あなたのものを奪い取る者から、取り戻してはいけません。人からしてもらいたいと望むとおりに、人にしなさい。・・・
メッセージ要約
わたしたちの「敵」とは、いったいどのようなものでしょう。確かに、人の生き方を阻害し、考えに反対するものをわたしたちは嫌います。けれどもそれが、自分を成長させ、新しい世界への扉を開くものであることに気が付けば、それ受け入れ、それだけでなく喜ぶことが出来るようになります。
そう考えると、いろいろなものを見たり経験する、自分自身の心の在り方がとても大切であることがわかります。人はいろいろなことを学び、大切なものを知識として続く人に伝えようとします。
けれども知識だけではそれを生かすことが出来ないのです。わたしたちは神の大きな視点で愛されていることを知り、それによって与えられる平安によって、神の深く広い心を知ることが出来るからです。主は「人からしてもらいたいと望むとおりに、人にしなさい・・・」と言われました。
わたしたちが言われたようにできなかったとしても、神が受け入れてくださっていることを、信じることができるので、自分を否定し攻撃する人々をも、主にあって赦し、受け入れることが出来るようにされるのです。
この一年、主はわたしたちにどのような恵みを与えてくださったでしょう。主がわたしたちの味方であるならば、その愛の御手を信じ、いっさいを主の手に委ねていきたいものです。