2025年度 No.29
『苦難の中で神を仰ぐ』 長田栄一師
ペテロの手紙第一 5章1節~11節
あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。
メッセージ要約
日本の教会は苦難の中に置かれています。種類は違ってもやはり苦難の中にあった教会に、ペテロは何を語ったでしょう。
1、心を込めた奉仕
教会リーダーに対しては「自発的に…卑しい利得を求めてではなく、心を込めて」と勧めます(2節)。 これはすべての奉仕者にも当てはまることです。また、「支配するのではなく…模範となりなさい」とも勧めます(3節)。 困難な状況の中でも、あせってこの線から外れることのないようにしましょう。
2 、へりくだりなさい
若い人たちには「長老たちに従いなさい」と勧めるとともに、(若い人たちだけでなく)「みな互いに謙遜を身に着けなさい」と勧めます(5節)。 神様の恵みは遜ったところに注がれます。神のみ前での謙遜が人への謙遜にもつながります。
3、神にゆだねる
「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。」(7節) 困難な時代には心配事も尽きませんが、私たちが心配するより先に私たちのことを心配くださる神を仰ぎましょう。
4、悪魔に対抗する
困難な時代、教会の働きを食い潰そうとする霊的な存在があります。 いたずらに恐れず、信仰に立って対抗しましょう。私たちの経験する苦難を世界中の信仰者が同じように経験しています。
5、しばらくの苦しみの後で
苦難がいつまでも続くように見えても、神様の目から見れば「しばらくの苦しみ」です(10節)。 苦しみの中でなされる神のみわざがあります。苦しみの後、痛みから回復へ、揺らぎから堅固へ、弱さから強さへと変えられ、不動の者とされる恵みがあります。