2025年度 No.07

『神のかたちとしての人間』宮崎星人神学生

創世記1章26節~28節

「神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして人を創造し、男と女に彼らを創造された。」

メッセージ要約

 今日はこの創世記の言葉から恵みにあずかりましょう。

 創世記1章26節から 27節までは神が人を創造された箇所です。
人を創造する前は、天と地、光や闇、地に植物や動物を創造されました。

 この世界は、神の御心にかなった美しさと秩序があります。
神は被造物を創造したものを見て良いものとされました。そして、人を創造されました。
神は人を含めたすべてのものを見て非常に良かったとし、神は他の被造物以上に人に関心をもっておられます。
他の被造物とは異なって、人を「神のかたち」「神の似姿」に創造されたのです。

 それでは「神のかたち」とはどういう意味でしょうか。
1つめは神様の代わりとして神の造られた世界を治める使命とそれを可能とする力を指しています。
2つめは考える力(思考力)、感情を持つ力、選択する力です。
3つめは神の御心に生きることです。

 人が罪を犯したゆえに神のかたちで造られた人が神の似姿として生きることができなくなってしまいました。
けれども、神は御子なるイエス・キリストを通して神のかたちとして生きる道をつくってくださいました。

主イエスは罪という悪と戦うためにこの地上に来られたのです。
そして、人を回復し神の御心に生きる者とされたのです。