2025年度 No.37
『マリアの賛歌』 宮崎星人神学生
ルカの福音書1章39節~55節
…「私のたましいは主をあがめ、私の霊は私の救い主である神をたたえます。
この卑しいはしために目を留めてくださったからです。・・・』」
メッセージ要約
12月には教会で多くのクリスマスソングが歌われています。主に主のご降誕を祝う歌が歌われ、この聖書箇所はマリアの賛歌という歌が歌われています。
私たちがどのように賛美をすればよいのか、このマリアの賛歌から見出すことができるのです。ではどのような賛歌であったのでしょうか。
1,『主のあわれみ』
マリアは自分のことを「この卑しいはしため」と言っています。これはただ主に謙遜しているのではなく、神様のあわれみをうけるものに値しない、ふさわしくないと言っています。神様のみわざが値しない私に目を留めてくださるという主のあわれみを知り、感謝を歌ったのです。
2,『わたしの救い主』
エリザベスは43節「私の主の母」と言っており、まだ生まれてもいないにもかかわらず、マリアから生まれる子は「私の主」であると信じています。マリアも同様に宿している子を単なる救い主としてではなく、「私の救い主」と受け取っています。このアドベントは私たちの救い主がお生まれなさった日を待ち望む時なのです。
3,『主のことばをじる者は幸いである』
マリアは主イエスが生まれたことで女性の中で最も祝福された方といわれることであります。実際神様から多くの恵みを受け取られた方であるでしょう。
けれども主イエスは、「幸いなのは、むしろ神のことばを聞いてそれを守る人たち」(ルカ11:28)といっています。主の祝福は、代々にわたる、主を恐れる者、信じる者に大いに与えられます。マリアの賛歌のように主のあわれみを覚えながら喜びの賛美をささげましょう。