『あなたは神の最高傑作』 長尾秀紀師
創世記 1章1節~2章4節
…神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして人を創造し、男と女に彼らを創造された。神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地の上を這うすべての生き物を支配せよ。」神は仰せられた。「見よ。わたしは、地の全面にある、種のできるすべての草と、種の入った実のあるすべての木を、今あなたがたに与える。あなたがたにとってそれは食物となる。また、生きるいのちのある、地のすべての獣、空のすべての鳥、地の上を這うすべてのもののために、すべての緑の草を食物として与える。」すると、そのようになった。神はご自分が造ったすべてのものを見られた。見よ、それは非常に良かった。夕があり、朝があった。第六日。…
メッセージ要約
神様のラブレターである聖書は、「あなたは神の最高傑作だよ」と言っています。この事実を聖書の御言葉から確信し、いわゆるこの世の思想、神の存在と神の創造を否定する人間の考えである「進化論」は誤りであることを確認したいと思います。
1. 天地万物宇宙の創造
全ては自然に存在していたのではなく、神様が「ことば」をもって造られたのだと、聖書は宜言しています(ヨハネ1:1~3)。
(1)6日間で造られた…(1日目)光、 (2日目)大空:天、 (3日目)陸と海と植物、 (4日目)太陽・月・星々、 (5日目)水の中の生き物、鳥、 (6日目)地の生き物(家畜・這うもの・地の獣)と人間、 (7日目)神はすべての創造のわざを終えて、安息されました。
(2)その出来栄えは、「神は良しと見られた」(4,10,12,18,21,25節)とあり、また人間を造られた後には「見よ、それは非常に良かった」(1:31)と言われました。大喜び、大満足されたのです。それは「最高傑作だ」という意味です。
(3)人と地とその万象が完成した(2:4)…神の制造は、①目に見え、触ることのできる動植物や物質だけではなく、②目に見えないミクロから宇宙大のマクロまで、さらには「森羅万象」、それは ③全ての自然法則(例:万有引力の法則)や、④自然環境、生態系、気象システム等にまで至ります。
2.人間の創造…特に重要なのは私たち人間の創造で、1:26~28にあります。
(1)人間の設計図は、「神のかたち」です。
(2)生きる目的(成し遂げるべき使命)は、①繁栄(生めよ増えよ地に満ちよ)、②地のすべてのものを支配せよ、 ③すべての生き物を支配せよ、というものです。今、私たち人類は、この使命を果たせているでしょうか?
3.神の創造vs進化論….どちらも、証明のできない「信仰の対象」です。多くの日本人は、「進化論」(「論」は仮説の意味)は証明された科学的真理であると誤って言じ込んでしまっている様です(あのノーベル賞科学者さえも…NHK番組も…)。進化論は実験できないので証明された科学的真理ではなく、思想、価値観、信仰の対象なのです。
(1)種類・種
1章の中に「種類」が10回、「種」が6回出てきます。これは神がその動物植物を最初からその種類として、完成したものとして創造したということです。
(2)神の計画設計か偶然か?…聖書は、全ては神の創造である(目的と意味、計画と設計図がある)と宜言しています。一方進化論は、すべては「偶然」の積み重ねの結果が現状である、と言います。偶然には、目的も意味も計画も設計も無いのです。
(3)真の神との出会い…それは、「自分探しの旅」の終わり
進化論を信じさせられてしまっている現代日本人には、自分の「目的と意味、計画と設計図」がわかりません。真の神を知らない、失っているからです。一生涯「自分探しの旅」をして、見いだせずに死ぬのです。しかし、自分を造られた神様に出会った人は、自分の「目的と意味、計画と設計図」がわかり、「自分探しの旅」は終わるのです。