ペテロの手紙第一2章9節
しかし、あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です。それは、あなたがたを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召してくださった方の栄誉を、あなたがたが告げ知らせるためです。
メッセージ要約
二月に入り、今日は礼拝後、白河栄光教会の教会総会が持たれます。また来週は棚倉教会、その次は笹谷教会と総会が続きます。総会は一つの節目として、神の前にこの一年を振り返り、感謝をささげると同時に、恵みをもって導いてくださった主が、これからも愛をもって導いてくださると信じ、信仰の一歩を踏み出す時でもあります。
わたしたちは神の導きと愛の配慮の中、神を知り、自分の弱さと罪を教えられ、イエスキリストを通して教えられたその救いを受け入れて、主と共に生きる者とされています。けれども現実には、この恵みを知らず、世の安心や豊かさを求めるあまり、神によって与えられる安心や、喜びを知らずにいる人があまりにも多いのです。わたしたちはちっぽけであっても、この世界の創造主である神を知っているだけでなく、その神と共に生きているならば、神はわたしたちを通して、神のわざを行ってくださらないはずはありません。
ペテロはこの手紙の中で、神がイエスキリストを通してどんなに大きな恵みを与えてくださったかを、繰り返し証ししています。同時に、この世において主に従おうとするとき、いろいろな試練や苦しみを受けることを覚悟するように教えています。キリストもわたしたちのために苦しみを受けてくださり、わたしたちに模範を残してくださったのです。その主の打たれた傷によってわたしたちは癒されたのですから、キリストにあって一つ思いとなり、同情し合い、兄弟愛を示し、心の優しい人となり、謙虚になることが出来るのです。だからこそ、悪や侮辱に対して同じように返すのではなく、祝福すべきこと、すなわち祝福を与える生き方をすることを、主はわたしたちに求めておられるのです。わたしたちはこのために召されたのですから、互いに愛し合い、神によってそれぞれに与えられた賜物を、喜んで生かしていこうではありませんか。