創世記8章20~9章17節
…「大水は、再び、すべての肉なるものを滅ぼす大洪水となることはない。虹が雲の中にあるとき、わたしはそれを見て、神と、すべての生き物、地上のすべての肉なるものとの間の永遠の契約を思い起こそう。」…
メッセージ要約
洪水が治まり、地が再出発したとき、ノアが最初にしたことは、全焼のささげ物を献げることでした。全焼のささげ物の意味は、自分をすべて主に献げるという意味になります。主はその芳ばし香りをかがれます。
それを受けた主は、「わたしは、再び、わたしがしたように、生き物すべてを打ち滅ぼすことは決してしない。」と思われました。その理由は、「人の心が思い図ることは、幼いときから悪」であるから、そうでないと、また滅ぼすことになるからです。また、ノアの心には、主を全面的に信頼する信仰があることを見たからです。
神はその思いを言葉に出し、命令と契約としました。以前のアダムとの契約と違うことは、他の生き物が人をおののくようになることと肉食を与えること、殺人についての罰則、再び大洪水によって滅ぼすことはないということが加えられたことです。これらはいすれも、「人が悪である」ことを洪水前の世界で、神が見たためです。神と人との関係は、良くも悪くも人の成長によって変わって行くことが見てとれます。
神は虹をしるしとして、人との契約を更新しました。神は虹を見て、この「永遠の契約」(16)を思い起こします。同時に、人も虹を見て思い出し、心を新たにします。心を新たにすることで、私たちは成長します。すると、神との関係も変わって行き、受ける恵みも変わってきます。恵みが変わると、今まで越えることができなかった困難にも、立ち向かう事ができるようになります。むしろ、困難を乗り越えるためには神との関係を新たにする成長が必要です。
私たちの心を見ている神との関係を新たにするものは、あなたにはどのようものがあるでしょうか。