創世記8章1~19節
…神はノアに告げられた。「あなたは、妻と、息子たちと、息子たちの妻たちとともに箱舟から出なさい。すべての肉なるもののうち、あなたとともにいる生き物すべて、鳥、家畜、地の上を這うすべてのものが、あなたとともに出るようにしなさい。それらが地に群がり、地の上で生み、そして増えるようにしなさい。」そこでノアは、息子たち、彼の妻、息子たちの妻たちとともに外に出た。すべての獣、すべての這うもの、すべての鳥、すべて地の上を動くものも、種類ごとに箱舟から出て来た。
メッセージ要約
先週イースターを祝いましたが、今日の聖書箇所は、イエスの復活を予表し、バプテスマによる私たちの救いを表しています。「この水はまた、今あなたがたをイエス・キリストの復活を通して救うバプテスマの型なのです」(ペテロの手紙第一 3:21)。これは、ノアとイエスと私たちの各時代において、神と人の関係が変わっていないことを教えてくれます。
神は、箱舟に乗っているノアとその家族、生き物たちを心に留めていました(8:1)。同じように、私たちが困難の中にある時、孤独だと思っても、神は私たちのこと心に留めています。神はノアたちを助けたように、私たちを決して見捨てず、助けて下さいます。その助けは、応援や励ますといった程度のものではありません。神は洪水物語に見られるように、困難の根本や、世界の背景を掌握し、治めています。その力を持って助けて下さいます。
神は大雨をとどめた後、天地創造のときのように、風(霊)を吹き渡らせ、一年で地を再創造しました。そして、新しい地へ踏み出すように、ノアたちに命じました(8:15,16)。同じように、神はバプテスマと聖霊により私たちを新生し、新しい一歩を踏み出すように命じました。
神はノア家族たった8人に、生き物すべてが地に群がり、増えるようにしなさいと命じました。それはノア達にとって手に余る事でした。しかしノアは、神の声に耳を傾け、神との以前から変わらない関係、“神とともに歩み”ました。
神は、私たちの弱さを知ったうえで、一歩を踏み出すように命じています。それは神とともに歩むことが前提です。日々、神の声に耳を傾け、神とともに新しい一歩を踏み出そうではありませんか。