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創世記22章15~19節

「…『確かにわたしは、あなたを大いに祝福し、あなたの子孫を、空の星、海辺の砂のように大いに増やす。あなたの子孫は敵の門を勝ち取る。あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。あなたが、わたしの声に聞き従ったからである。』…」

メッセージ要約

 エデンの園で蛇にそそのかされ、アダムとエバが善悪の知識の木から食べたとき、神は言われました。「彼(エバの子孫)はおまえ(蛇)の頭を打つ」(創世記3:15)。救い主である彼について、次に書かれているのが、今日の聖書箇所です。「あなた(アブラハム)の子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。」(18節)。あなたの子孫とは、イエス・キリストのことです。「約束は、アブラハムとその子孫に告げられました。神は、『子孫たちに』と言って多数を指すことなく、一人を指して『あなたの子孫に』と言っておられます。それはキリストのことです。」(ガラテヤ3:16)。
 神は、人を創造したときに祝福し(創世記1:28)、最初は神と人の関係は良好でしたが、人が蛇にそそのかされた結果、その関係は壊れました。しかし、人を祝福したい神は、壊れた関係を修復するエバの子孫が現れることを預言しました。そして、アブラハムに向かい、エバの子孫がアブラハムの子孫として現れることを預言しました。アブラハムはなぜ祝福され、すべての人の祝福の基となったのでしょうか。
 アブラハムは、神の約束の子である我が子イサクを神にささげました。アブラハムにとって、自分の全てをささげる事でした。それを見た神は、アブラハムを祝福し、その子の子孫から救い主である子孫が生まれることを約束しました。イサクは、キリストの型で、イエスと同様に人間的に見れば生まれるはずのない約束の子であり、復活することを信じて神へのささげ物とされ、祝福の基となりました。
 神はエデンの園の出来事の時から、救い主を送ることを待ち続けていました。そうして、神にささげられ復活するイエスをクリスマスのときに送りました。私たちはそれを信じたので、神の祝福を受けています。蛇の誘惑は常に続いていますが、私たちに祝福を与え続ける神と共に恵みを感謝して歩もうではありませんか。