コリント人への手紙 第二13章5節
「あなたがたは、信仰に生きているかどうか、自分自身を試し、吟味しなさい。それとも、あなたがたは自分自身のことを、自分のうちにイエス・キリストがおられることを、自覚していないのですか。・・・」
メッセージ要約
わたしたちが聖書を通して教えられた信仰は、わたしたちに自由を与え、喜びを与えているでしょうか。神に愛されていることを知っていても、この世の価値観に合わせた生き方は、わたしたちに不安をもたらし、恐れを与えます。パウロの強さは、自分が頼りとしてきたものが砕かれ、無知で愚かな自分を認め、すべてを知っておられる主なる神が、共にいてくださることを体験したことでした。この主を信頼できたからこそ、この世の恐れから解放され、自由と喜びに溢れることができたのです。
彼は聖書の解釈や、言い伝えや行いによる救いではなく、自分の内におられるイエス・キリストを体験し、それによる平安を土台とすることによって、どんな試みにあってもぶれることのない生き方を、見い出すことができたのです。もし私たちが、神を信じていると言いながら、批判やつぶやきの絶えない生き方をしているとするならば、それは自分の知識や行いを土台としているからかもしれません。しかし、
それでも神はわたしたちに寄り添い、内におられるキリストに気づくのを待っていてくださるのです。意味のない生き方ではなく、主と共にある、豊かな信仰の生き方を選ばせていただこうではありませんか。