コリント人への手紙第一1章4~7節
「私は、キリスト・イエスにあってあなたがたに与えられた神の恵みのゆえに、あなたがたのことをいつも私の神に感謝しています。あなたがたはすべての点で、あらゆることばとあらゆる知識において、キリストにあって豊かな者とされました。キリストについての証しが、あなたがたの中で確かなものとなったからです。その結果、あなたがたはどんな賜物にも欠けることがなく、熱心に私たちの主イエス・キリストの現れを待ち望むようになっています。」
メッセージの要約
気が付けば、秋の風を感じる季節となりました。みなさんはいかがお過ごしでしょう。多くの人が気候の変化によって体調をくずしておられます。それだけでなく、社会の変化やいろいろな理由からくる生活の変化も、わたしたちにストレスを与え、そして疲労させます。
パウロは、神を知らなかった時にはこの世の知識や努力によって、心に平安を得ようとしました。けれどもイエス・キリストを通して与えられた神の恵みを知ってからは、神への感謝が溢れるようになりました。それは、コリントの人々が、あらゆることにおいてキリストにあって豊かな者とされたのが、キリストが彼らの中で確かなものとされたからだと知ったからです。すなわち、共にいてくださるキリストによって平安が与えられ、どんな時でも主を喜ぶものとされたのです。
わたしたちも同じです。自分の力に頼るのではなく、わたしたちを愛して下さっている神を信じてより頼むとき、平安が与えられるだけではなく、他の人々にも喜びを与え、神への感謝が溢れてくるのです。日々に起こる出来事を、この世の知恵で受け留めるだけでは行き詰まりますが、共にいてくださる神を信じる信仰によって、豊かな人生を生きることができるのです。わたしたちも、真実な神を信じていこうではありませんか。