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マルコの福音書10章46~52節

「・・・『ダビデの子イエス様、わたしをあわれんでください』と叫び始めた。多くの人たちが彼を黙らせようとしたが、『ダビデの子よ、わたしをあわれんでください』とますます叫んだ。・・・イエスは彼に言われた。『わたしに何をしてほしいのですか。』すると、その目の見えない人は言った。『先生、目が見えるようにしてください。』そこでイエスは言われた。『さあ、行きなさい。あなたの信仰があなたを救いました。』すると、すぐに彼は見えるようになり、道を進むイエスについて行った。」

メッセージの要約

 コロナの感染拡大により、行動の制限が余儀なくされている方も、多くなってきています。対策を講じて行動する人も、自粛する人も、それぞれに難しい判断を求められます。時には混乱してしまったり、後悔することもあるでしょう。けれどもわたしたちが、主を信頼していくならば、その主によって希望を持ち、主の平安の中に生きることができます。ティマイの子バルティマイは、目が見えないことによる苦しみを持っていました。けれどもイエスがおられることを知った時、彼はイエスを求めて叫びました。周囲の人々が黙らせようとしても、叫び続けたのです。その声は主に届き、「わたしに何をしてほしいのか。」と尋ねられます。彼は自分の思いを伝え、主は「・・・あなたの信仰があなたを救いました」と、彼に癒しと自由を与えられます。
 その後、彼は主について行きます。わたしたちはどうでしょう。目は見えていたとしても、それぞれに弱さや痛みを抱えています。主がそこにおられることを知って、求め続けているでしょうか。周囲の声に、沈黙してしまっていないでしょうか。彼は目が見えるようになった以上に、どんな時にもそばにいて、平安を与えてくださる主と共に生きる喜びを見出したのです。わたしたちも、共にいてくださる主に期待し、思い煩いを委ねながら歩ませていただこうではありませんか。