マルコの福音書9章23~24節
「イエスは言われた。『できるなら、と言うのですか。信じる者には、どんなことでもできるのです。』するとすぐに、その子の父親は叫んで言った。『信じます。不信仰な私をお助け下さい。』」
メッセージの要約
わたしたちに与えられている 神による祝福の約束は、受け取るわたしたちの信仰によってその恵みは変わってきます。約束がどんなに素晴らしいものであっても、受け止められなければ、平安も喜びも得ることはできません。また、神が共におられることを信じていても、神の力を否定していては真の恵みにあずかることはできません。だからこそ、わたしたちが自由と喜びに満ちた、神と共なる生涯を生きるために、イエス・キリストを通して神を知り、自分を知り、その救いの大きさを体験していくことが必要となるのです。
イエスと出会った人々は、その出会いにより、ちっぽけな自分を知り、豊かで力に満ちた神を知り、そして希望を見出していきました。それだけでなく、イエス・キリストの十字架を通して、父なる神の人に対するぶれることのない愛を知り、その救いに預かる者とされたのです。
わたしたちの救いは、知識ではなく日常です。だからこそ、考え方や生き方の違う一人一人が、それぞれの主との出会いや交わりを通して、神の前に平安を得ることが大切なのです。神は、わたしたちに何かを求めておられるのではなく、わたしたちが「神にはできる」と信じ、神に期待することを待っておられるのです。