エレミヤ書29章11節
わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている──主のことば──。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。
メッセージ要約
神の私たちに対する、救いと祝福の約束はどんな時にも変わることはありませんが、一人一人に与えられる信仰の導きとその在り方は、置かれた時代や環境によって大きく異なってきます。また、生まれ育った環境や学んだことが同じであっても、その一人一人に与えられ個性によって、受け止め方は千差万別です。それにもかかわらず、同じような考え方や行動を求めるならば、大きな軋轢(あつれき)をもたらすことになります。私たちが主の前に集まり、主を土台とした歩みを求めようとする時、自分が学んだことだけでなく、いろいろな人が経験した一つ一つの出来事が、私たちの生きる世界での道しるべとなっていることに気が付きます。神は、私たちの『誰か』だけではなく、一人一人を愛し、大切に思っていてくださいます。だからこそ、痛みや苦しみを伴う計画であったとしても、それは将来と希望を持つためであり、わざわいではなく、平安を得るためのものであると、信じることができるのです。
また、わたしたちにとっては自分だけの祝福ではなく、隣人が慰めや励ましを受け、主の救いを得て自由と喜びにあふれた姿を見ることが、大きな喜びとなり力となるのです。主が私たちを愛し受け入れてくださったように、私たちも隣人を愛し受け入れるものとしていただこうではありませんか。