使徒の働き10章34~35節
そこで、ペテロは口を開いてこう言った。「これで私は、はっきり分かりました。神はえこひいきをする方ではなく、どこの国の人であっても、神を恐れ、正義を行う人は、神に受け入れられます。
メッセージ概要
ペテロは、イエス・キリストと共にこの世の歩みをしただけでなく、十字架の死と復活を目撃し、主が天に帰られた後は、約束によって与えられた聖霊に導かれ、いろいろな力ある主の業を行ないました。
ペテロがあらゆるところを巡回していた時、イタリア隊の百人隊長であったコルネリウスが見た幻の中に御使いが現れ、ペテロと呼ばれているシモンを招くため使いを遣わすように命じます。同じ頃ペテロは、幻を通して「神がきよめた物を、あなたがきよくないと言ってはならない」と示され、なんのことだろうと思い惑っていると、そこにコルネリウスの使いがたどり着き、ペテロをコルネリウスのところに連れていきます。ペテロとコルネリウスは、この出来事を通して互いに語り合い、神が教えようとされたことを悟り、神のみこころに気付いていくのです。
神は時に、わたしたちの知識や経験の理解を超えて働かれるかれることを、改めて教えられます。ペテロが語った通り、神はえこひいきをされるような方ではなく、どこの国の人であっても、神を恐れ、正義を行う人を受け入れ、用いてくださるのです。わたしたちも自分だけではなく、いろいろな人と交わりを持つことによって、わたしたちの日々の歩みの中に、すでに神の力強い御手が用意されていることを、もっともっと体験し味わおうではありませんか。