エレミヤ9:23~24
『《主はこう言われる》知恵ある者は自分の知恵を誇るな。力ある者は自分の力を誇るな。富ある者は自分の富を誇るな。誇る者は、ただ、これを誇れ。悟りを得て、私を知っていることを。わたしは主であり、地に恵みと公正と正義を行う者であるからだ。まことに、わたしはこれらのことを喜ぶ。《主のことば。》』
メッセージ要約
パラリンピックも始まり、八月も終わりに近づきましたが、コロナの感染は終わりが見えず、まだまだ緊張は続きそうです。人によっては、今まで当たり前にしていた、みんなで集まっての礼拝を守ることができず、不安を覚えている方もおられるかもしれません。
何が起こるか分からない不確定な世界を、ぶれないで生きるには、それなりの根拠が必要です。ある人は知恵にその答えを求め、またある人は力や、人よりも優位に立てる富に頼ろうとするかもしれません。神はわたしたちに、目に見えるものにではなく、見えないところに大切なものがあることを教えています。
わたしたちが神を知り、信頼して生きようとする時、つい神に求めてしまうのが、知恵や力や富なのです。これらのものがあれば、それを用いてよい働きを主の前にできると考えるのです。けれども実際は、自己満足を得ることができても、やがてどこかで破綻してしまいます。わたしたちが求めなければならないのは、私達を愛し喜んでくださっている主であって、この主によって私たちは生かされ、用いられていくのです。
いつの時代も混乱と、信仰の暴走は尽きることがありません。わたしたちは、すべてを支配し知っておられるだけでなく、そのままのわたしたちを愛し、寄り添ってくださる神を信頼し、この時代にたてられた神の器として生きようではありませんか。
「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っている」のですから。